マスタング幌交換
2018.07.02
レーダー不調でご来店のレッドホットマスタング。
2008年に販売された特別仕様のマスタングで、
ブラックボディ・ブラックトップ&レッドインテリア、
なんと15台限定の非常にレアなお車。
いざレーダー作業と意気込むも何となく雨漏れしているっぽい臭いが、、、
よくよくみてみると、リアスクリーンの淵から雨漏れ、
セカンドシート下に大きな水たまりができております。
急遽コンバーチブルトップを手配といきたい所ですが、
正規品は目ん玉飛び出る程高価、、、
製品クオリティによって出来栄えが大きく変わるので無名メーカーの得体のしれない物はパス。
お客様に納期の了承頂きいつもの様にアメリカより取寄せ。
個人的にマスタングの幌と言えばコレ!
クオリティ抜群のOPR製の補修用コンバーチブルトップ、
リアスクリーンは安価なアクリルタイプも選択可能、
今回は熱線付きのガラスタイプをチョイス。
セカンドシートを外して、リア内張を分解。
基本的にシートも内張もはめ込み、優秀!
次にコンバーチブルトップの取外し、
挟み込んでいる金属のプレートを外したり、リベットをもんだりしながら順序良く。
前側を外し終われば次は後側、
コンバーチブルバーの付け根のネジを左右2か所筒外して、
コの字のコンバーチブルバーをバールで根性で引き上げます。
そしてこれでもか!という程とまっているタッカーの芯を外していきます、恐らく100本ぐらい、、、
取外しは比較的簡単で1時間もかからず完了。
アメリカから幌が届きいよいよ取付け、
もちろん説明書も注意事項を書いた物も何にも無。
『ほらよ、簡単だろ、さっさと付けろよ』と言われている気がしてなりません。
幌交換で一番難しいのが、幌の張り方。
張りが強いと閉められない、
張り方が弱いと閉めたときにたるんたるんに、、、
この作業が一番神経使います。
前側を先に取付け、後側の引っ張り具合で張りを調整。
古い幌と見比べながらタッカーを打ち込むラインをマーキング。
腹をくくってバシバシ打ち込んでがっちり固定。
特に両端とカーブの所は2重に、
タッカーの後はコの字のバーを根性で元の場所に戻し取付け。
閉めた状態もバッチリ!
シワやたるみも無く、完璧な出来栄え。
肝心な写真が少ないのはご愛敬。
3歩進んで2歩戻りながら漸く完成しました!
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